今日も海日和

海が大好きなニャンチキのお出かけレポート

お金がなかったけどジンベイザメを間近で見たくて、地元の路線バスで3時間かけてオスロブまで行った話。

今年3月の3連休の話になるが、格安でジンベイザメを見ることができたので紹介する。

 

ジンベイザメを間近で見るためにはセブ島オスロブという都市まで行かなければならない。

 

オスロブまでどうやって行けばいいの??

まず、日本からフィリピンのセブまで行く。

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我が家はバニラエアの格安航空券で成田から直行便で行きました。成田を午後発なので現地に到着するのが夜。移動は翌日にして、セブシティで1泊した。新しくてきれいなホテルだった。最上階のバーで日本好きな若い女の子たちがいて、少し盛り上がって飲んで就寝。

 

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フィリピンのビールはサンミゲルとレッドホース。サンミゲルはアップルやレモンなどフレーバーなど種類が豊富。

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翌朝早く、サウスバスターミナルへ。ここからオスロブ行きのバスが出ている。

事前に調べた感じだと、クーラー有無など何種類かバスがあるようだが、よくわからないので

オスロブ!オスロブ!ホエールシャーク(ジンベイザメ)!」とそこらへんの人に聞きまくってなんとかオスロブ行きのバスに乗り込む。基本的にみんなおせっかいなくらい親切。

後でわかったんだが、前払いじゃなくて走行中に車掌さんみたいなおっさんが来て、何やら穴の空いた(目的地別の)紙を渡してくれる。そこで料金を払うと言うシステムみたい。帰りもそうだった。400~500円くらいだった。3時間の乗るバスが500円て安いなあと思った。

 

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バスのペイントがめっちゃかっこいい。やんちゃな人達の乗り物ではなく、ちゃんとした公共のバスだ。ちょっとエッチな感じの男女が描かれているものも(笑)

なんかフリーダム感いいなあ。

ターミナルは長いでっかい銃を持った警官がたくさんいて、ちょっとものものしい感じ。タバコを吸っていたら「指定場所で吸え」と怒られた。

わからなかったんだYO

ごめんYO

 

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バスに乗り込む人に水や弁当、おやつなど、いろいろ売りに来てくれる。

両手がない物乞いや子供の物乞いも積極的に来る。同い年ぐらいだったので娘にとっては衝撃的だったようだ。

「ゲラウェイ!」と追い払った私に「かわいそうだよ」と。

このような時、どう言えばよかったのかな。うまく説明できなかった。でもパリでジプシーに襲撃されたことがあったのでとっさに追い払ってしまった。周りの現地のおっさんたちもそうしてたし。娘が覚えていて、もう少し大きくなったら話を振って一緒に考えてみよう。

 

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バス車内。Wi-Fiすごく弱いけどある。

冷房付きのバス、ラッキー!

 

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朝が早かったので、乗り込むなり爆睡。

車内、結構冷え冷えなので、タオルとか何かはおりものがあるといいかも。

 

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この後、セブシティを抜けるとバスはかなり飛ばした。途中悪路があり、寝ていたが、体が何度か座席から離れて浮いたことを覚えている。

 

いやな予感がした。

 

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オスロブ到着直前に子供が吐いた。

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しかもバスの床に。

 

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幸い、朝からゼリーしか食べさせていなかったのでライトな吐瀉物。持っていたタオルと大人用オムツ(海外では何が起こるかわからないので常備している)で吸収、清掃。ギリギリ降車に間に合った。

 

無事オスロブ到着。すでに3人とも疲労困憊。

ここからレンタル品や荷物を置かせてもらう交渉をしなければならない。

 

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 ちょっとすっきり。

 

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朝からゲロ処理お疲れ様っす。オスロブ、バス停降りると大きい看板がありレセプションがすぐある。

 

オスロブに着いたらどうする??

私たちはマイシュノーケルと子供のライフジャケットを持参していたのでそれ以外を借りたいこと、スミロン島にも行きたいことをカタコトの英語で伝えて、3人で10000円くらいを支払った。バックパックはレセプション奥の建物で預かってくれた。

貴重品のロッカーは木製で今にも外れそうな南京錠が付いているものだったが、海に持って入るわけにもいかないので信じて託した。問題はなかった。

 

ジンベイザメを見に、世界中からたくさんの観光客が来ていた。

船の順番待ちでだいぶ待たされた。化学製品がサメに良くないようで、日焼け止めNG。この待ちの間にだいぶ焼けてしまった。帽子やラッシュガードは必須アイテムだ。

船の船頭さん?は撮影に慣れていてジンベイザメが入るように撮影してくれる。

娘の感想は水玉がランダムではなく規則正しくラインになっているね、というものだった。

 

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娘もジンベイザメが餌を食べるところを間近で観察。どう感じてくれたのだろうか。

 

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すっかりジンベイザメ好きになった娘。お土産にキーホルダーを購入。

 

 

スミロン島が近くにあるのでオプションで船を渡してくれる。行ってみた。

オスロブから船で20~30分。

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上陸だけなら格安。

島のレストランや宿泊施設は結構高いので、上陸だけした。透明度が高く、暖かい海でシュノーケリングを楽しんだ。すごい透明度。プールかと思うほど。

 

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ひととおり遊んで疲れたので、今夜の宿があるサンタンデールを目指す。バイクの横に座席が付いているような怪しげな乗り物(音と排気ガスがすごいけど、風を感じることができる)を捕まえてお宿まで。

バックパックは乗り物の天井にくくりつけてた。写真がなくてごめん。結構な重量詰めることにびっくり。

 

 

で、お宿はどうすればいい?

 

エデンリゾートに宿泊。

エデン リゾート (Eden Resort) -オスロブ-【 2017年最新の料金比較・口コミ・宿泊予約 】- トリップアドバイザー

 

プールが海と繋がっているようにに見える、素敵なリゾート。庭が広く綺麗に手入れされていてまさにエデン。下の海岸に下りることができて、そこもとても綺麗。シュノーケリングが楽しめる。ダイビングショップも併設されている。2泊ずっと滞在していたが、その間の酒代、食事代込みで3人で40000円しなかった。かなり飲んだが。

 

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リゾート下の海、サンゴがきれい。お魚もたくさん。

 

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ここからの夕日が最高にきれい。

「そこのお父さん、奥さんに夕日をプレゼントしませんか。」

 

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気づいたら、ヤモリが入ってて娘大喜び。ヤモリインビーン。

 

帰りはエデンリゾートから最寄りのバス停まで、例の謎の乗り物で行き、セブシティ行きのバスに乗った。

帰りは渋滞したので4時間ほどかかったが車内でスピード (映画) - Wikipediag

が流されていたので「きゃー!危ない!」などど娘とハラハラしながら見ていたら意外と早く時間が過ぎた。帰りはノンゲロだった。

 

サウスバスターミナル前のセブンイレブンのイートインスペースがすごい。

きれいだし、みんなもりもり飲食している。

 

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酒は外で飲んでくれと促される。

地元のおっちゃんたちが、楽しく飲み始めている。

すごいなセブンイレブン

 

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余談だが帰り空港で容赦なくライターを捨てられた。

飛行機搭乗までどうすんだいと思ってたら喫煙ルームが。ライターあるのかしらと入ってみたら、謎のボタンが。ボタンを押すとビーーーツと変な音がして上の丸いところが熱くなる、車のシガー ソケットみたいな感じ。

音が出てひとり喫煙所でびびったので写真とった。動画の方が面白かっただろうな。

 

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だいぶ安く上がったセブ旅行。

バスでどう?

 

 

式根島の魅力がすごいよ。

夏休みを利用して式根島でキャンプをした。

地味ながらその変化に富んだ島の魅力に魅せられたので紹介する。

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伊豆諸島の一つで住所は東京都。

竹芝桟橋から大型船で9~10時間程で到着、ジェット船だと3時間程で到着する。

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東海汽船http://www.tokaikisen.co.jp)という船会社のインターネット販売であらかじめジェット船チケットを取っていたのだが、出発日に台風が最接近してしまい日中の船が全便欠航。23時に出発する大型船が条件付き(波が高く、接岸できなければ、東京に引き返すというもの)で出るというので、仕方なくこの便に振り替えることに。覚悟はしていたが、2等フリー乗船しかチケットが取れなかった。

2等フリー乗船とは何かフリーで縛りなしの高級チケットな聞こえ方もするが、要は席なし。新幹線の自由席みたいなものだ。窓口でお姉さんに「これを床に敷いて寝てくださいね。」と笑顔でビニールレジャーシートを渡される。

 

23時出発で夜間10時間なのでせめて座るところは確保したいところ。

乗船の列に早くから並び、トイレの前ではあるが眠れそうな場所をゲット。もう、横になれればなんでもいい。前日遅くまで仕事だったので、この段階でかなり疲れていた。

 

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レジャーマットと簡易椅子を広げてなんとか場所を確保。毛布も1枚100円で貸してくれる。なんか意外と快適!?と思えてきた。

そしてフリーダムな感じ。みんな床に広がって寝ている。ジェット船だと座席着席なので、こうはいかない。なんかワクワク。

 

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私は小笠原海運のおが丸に乗る時もそうだが、あの船内の雰囲気が大好きでいい気持ちになってしまいお酒を飲みすぎてしまう。子供はとっくに寝てしまった。本当どこでも眠れるな、子供って。

 

翌朝接岸できるかドキドキしたが、無事式根島、野伏港に着岸。朝8時くらいだったように思う。

台風の影響か結構揺れて、はたまた酒の影響か、1回船内で吐いたので少しグロッキーである。

子供のせ付き自転車を調達し、目的のキャンプ場大浦キャンプ場へ。

 

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  • キャンプってどうやってすればいいの?

テントにシュラフ、マットに、ペグ、机や椅子、キッチン用品などキャンプ生活に必要なものは、ベランダボックスに詰めてあらかじめヤマト便で送っておいた。

現地の運送屋さんときちんと連絡を取り、到着日にキャンプ場に置いておいてもらう約束をしていた。到着予定日、時間を伝票とベランダボックス表面に記載しておいた。

帰りはキャンプ場に撤収した荷物を詰めたベランダボックスを置いておいて、電話をして、荷物の特徴、小口を伝えて取りに来ていただいた。海福運送さんには大変お世話になった。

 

設営に関してだが、区画が決められているわけではないが何となく、1区画かなという空間があるので、受付で手続きを済ませて番号札をもらい、まわりと譲り合いながらテント設営をする。(特にお盆は人が溢れていて、砂利の通路に設営している人もいたほどだ。)テント近くの見えるところに札を下げる。

 

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炊事場近くの木陰に設営。今回、旦那は中4日だけなので設営、撤収は女子2人で。優秀なテントで意外と簡単にたてられた。子供もしっかりしてきたな。

この場所、涼しいけど、謎の虫が大量にいる。落ちてくる。

蚊以外、害のある虫はいなかったが、テントの網は常に閉めておいた。夜不快なので。

砂浜の方が虫は少なかったんじゃないかなと思う。でもタープがないと日差しはきつそうで、設営場所は好みで分かれるのかなと思われる。

個人的に虫はそんなに嫌ではないので、ここをベース基地にキャンプ生活を開始!

 

  • 島での遊びは?
  1. 海レジャー

式根島といえば、綺麗な海。泳ぐ、釣り、とにかく海で遊びまくる。

カニをゲット。

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 シマアジゲット!

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さばく。

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刺身の出来上がり。

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 持参したたまり醤油で。

プリプリでおいしい、超新鮮である。

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野伏港の夜釣りが楽しい。

 

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サバ待ち。暗くなると港の明かりに集まってくる。早めに釣って夕飯のおかずに。

蚊がめっちゃ多いので蚊取り線香と虫除けは必須アイテムだ。

 

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さばいて

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焼いて

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 最高においしい。身がホクホクでおいしい。

何もつけずにまずは食べて欲しい。それから塩で醤油で、最高である。お酒がすすむ。

 

赤イカ。これは隣の人の釣果。撮らせていただいた。

釣り上げる時、ピューッと水を吐き出していた。

はじめは白。

 

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少し経つとこんな綺麗な赤色に!色素胞?がみるみるうちに赤に変化していって、びっくりした!

 

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ちなみに赤イカ焼きそばは式根の特産グルメだそうで、各商店においてあり、とってもおいしい。

釣りのほか、キャンプ場でモリを借りて人生で初モリ体験。

写真がなくて申し訳ない、ただ全然大物を突けるレベルではなかった。黄金伝説の濱口は本当に上手なんだなと思った。

動きの遅いフグやウツボはイケそうだったが、どう食べていいかわからなかったのでやめておいた。 

若い子のグループでウツボ7匹をついて、さばいて全匹完食していた。猛者。。。子供が少しウツボをおすそ分けしてもらった。

「とろけて美味い!」とのこと。

 

2. 温泉

 式根島は温泉がすごい。しかもそのほとんどが、無料。

いたるところ、温泉がたくさん湧いている。石白川海水浴場は海水浴場内に干潮になると温泉が現れる場所がある。お湯加減は海水を入れながら調整。泳いで冷えた体を温めることができて最高だ。

温泉は島の南側に固まっているので一気に全部めぐることができる。

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地蛇(じなた)温泉

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とんでもない崖を降りていく。足元注意。

ものすごく熱い湯が出ている。かなり海に近い岩場まで出て、海水でうめられた場所でないと熱すぎて入れない。満潮時はもっと入りやすいのかもしれない。

ところどころ深いところもあり、また波もザブンッザブンッ入ってくるのでもはや風呂どころではなかった。岩場で足を滑らせないよう注意。

 

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 絶景を楽しめた。露天風呂というより野天風呂だった。

 

 

松ヶ下雅湯 

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鉱物っぽい色のある温泉。水着着用で入る。ちなみに色の薄い水着は色がすごいつく。白い水着はやめよう。

ここはお湯の温度を調整できるようになっているので、とてもいい湯加減。

灯台や船、海を眺めながらゆっくり入浴できる。更衣室と水だがシャワーもある。これが24時間無料だなんて。

 

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月夜の晩は海面に映る月明かりと満点の星の下、温泉につかることができた。

こんな贅沢他にない。

 

この奥に足付温泉がある。岩の間に何箇所かお湯が湧いているくぼみがあり、やはり海水でうめて入る。熱すぎることがあるので注意。満潮気味、海よりの方がいい湯加減だ。ちなみにここは無色の湯。雅湯とは目と鼻の先なのに不思議だ。

 

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このほかにも 憩いの湯(有料)

http://shikinejima.tokyo/hotspring/ikoinoie/

があり、ここは屋内でシャワーもあり、裸で入ることができる。

湯めぐりの最後、体を洗い流すのにいい。

 

4. 夕日鑑賞からの花火 星空鑑賞

 

大浦海岸からの夕日。

夕暮れ時、いたるところで足を止めてしまうような綺麗な夕日が見られる。

 

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キャンプ場に来ていた小学生と仲良くなり、一緒にしりとりや花火を。

炊事場で野菜を切ったり、魚をさばいていたりすると自然と皆顔見知りになる。名前とか出身とか全然わからないけれど、釣果を自慢したり、遊びに行ったスポットを情報共有したり、いつの間にか仲良くなる。

挨拶するようになる。一緒に遊びに行ったりする。この感じがすごくいい。

 

花火は手持ちのみ。打ち上げは島中で禁止されている。

消防が結構な頻度でキャンプ場にみまわりに来る。最初火事かと思ったくらい。火の始末が悪いキャンパーが注意されることもしばしばのよう。

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残念ながら星空はうまく撮れなかった。

明らかな、くっきりとした天の川が見える。星の数に子供も驚く。海の音を聞きながら星空鑑賞。贅沢な時間だ。

 

1日中体を動かして遊んで過ごすので、夜は9時前に眠くなることも。

子供と共に就寝。朝、到着便の船が入港する音が聞こえるまでぐっすり眠ろう。

 

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長者ヶ崎海水浴場に子連れで行ってみた。

 夏も終わりの8月最終日曜日、最後の海水浴に行くことにした。

子供にとっては夏休み最後のお出かけだ。思い出作りのため、朝早起きをして出かけた。

 

  • 長者ヶ崎海水浴場てどこにあるの?

 今回選んだ場所は神奈川県葉山町にある長者ヶ崎海水浴場。以前、芝崎海岸へ磯遊びをしに何度か行ったことがあり、その時の覗いた海水の透明度が高くキレイだったので、次に海水浴をするならこの近辺でと考えていたのだ。

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ちなみに、芝崎海岸と長者ヶ崎の位置関係はこんな感じ。

 

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 朝、6:30都内の自宅を出発。1時間30分程で到着する予定であったが、途中、横浜市内で出口と分岐を間違え時間をロスしてしまったため、9時近くの到着になってしまった。朝の静かな横浜中華街、山下公園を横目に見ながら再び高速道路に乗る時思い出したが、以前逗子へ義母と旦那と出かけた時も同じミスをして早朝の中華街を眺めたことがあったな。どうやら旦那の苦手な分岐のようだ。 

 

  • 到着!で、駐車場はどうしたらいい?

 葉山御用邸前から海を右手に134号線を南下していくと、葉山公園という公園の駐車場と134号沿いにある長者ヶ崎パーキングがあり、おそらくこの2択になるのではないかと思われる。

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 1.    葉山公園内駐車場 (http://www.hayama-park.com/about/index.html)

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   2. 長者ヶ崎駐車場 (http://www.town.hayama.lg.jp/tanoshimu/kankou/parking.html)

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 この日の料金は6~8時からの開場でどちらも1日2000円程度。長者ヶ崎は13時以降だと半額になるが、交代制ではないので、パーキングに空きがなければ入れない。朝一番で行くのがいいと思う。

 

我が家はどちらがいいかよくわからなかったので、海岸へのアクセスが良さそうな長者ヶ崎パーキングの方をチョイス。実際、遊泳可能エリアへはこちらの方が近かった。

 

料金前払い。管理人さんがいる。

 

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道路沿いでわかりやすい。

葉山公園の方は1本細い道を入らなければならず、運転に自信のない方はこちらがいいかも。

 

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駐車スペースは上下があり、当然海岸から近い下はもう埋まっていた。

もう少し早く来ればよかったな。

 

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  • いよいよ海水浴、お魚見えるかな?

 曇っているが、波は穏やか。朝早いためか、泳いでいる人もまばら。

 

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早速、早朝運転の疲れを癒すべく爆睡のもよう。

 

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子供と少し、海に入ってみる。

まだ曇っていて、風もあるので

「冷た〜い!さむ〜い!」と絶叫。

水はきれいだった。

遊泳エリア内に岩があるのだが、この岩エリアでかろうじてスズメダイやベラが泳いでるのをシュノーケルで見ることができた。砂浜だからか、期待したほどの透明度はなかった。この日の透明度は2~3メートルか。芝崎でシュノーケリングした方がきれいかもしれない。

 岩まで泳いで上陸、探検気分を味わえるので子供は楽しいと思われる。岩場で足を切ったりウニを踏んでトゲが入ることを防ぐために、シューズを履いて行った方が良いと思う。

ここは飛び込み禁止だった。飛び込んでいると放送ですぐに注意される。

子連れとしては、よく見ていてくれているなあと安心する。

 

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砂遊びにモードチェンジ。

 

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私は暇なので、ガス缶を持ってきたので、ポップコーンを、、、

 

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やりすぎた。焦げてないところまで焦げ臭い。

どこまでなら食べられるかゲームが父娘間で行われていた。結局苦い苦い言いながら結構食べていた。次こそは。

 

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砂遊びが本格化。男の子2人兄弟に仲間に入れてもらい、砂浜に温泉を作るというチャレンジングな遊びを。水を運んで、砂に水が染み込む、の無限ループを繰り返す。

 

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折れない心で執念の温泉、出来上がり。

 

 

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ひとしごと終えた後は、海の家「なぎさ」http://www.7gisa.comでかき氷。

すごい高さだな。

自分が子供の頃にタイムスリップしたかのような、昭和時代の香りがする海の家だった。子連れが多いこともあるのか、おかみさんは子供に声掛けしてくれたり、気を使ってくれたりで気持ちよく過ごせた。

 

 

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  •  釣りでもして帰りますか

最後は近くの堤防で釣り。矢印のところが堤防になっている。

キヌバリが釣れた。

「なぎさ」のおばちゃん達の話だとキスやメゴチ、カサゴも釣れるとのこと。

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背景、長者ヶ崎がいい感じ。

あれっ??ダイヤモンドヘッド!?感が!!

 

この堤防、密かな撮影スポットなのだろうか。私たちが釣りをしている間、何人もの若い子のグループ、カップルが撮影をしに来ていた。インスタ用に気合を入れて撮るのも盛り上がっていいかもしれない。

 

 

  • 「子連れで長者ヶ崎海水浴場」まとめ
  1. 都内から2時間以内の好アクセス。
  2. 比較的透明度が高く、波が穏やかで子供連れが多い。
  3. トイレ、シャワー、海の家があり便利、また、ライフセーバーがいて安心。
  4. 磯、砂浜、堤防と変化に富んだ遊びができて子供が飽きない。
  5. 夕日が綺麗なので、撮影を楽しむのもあり。

 

是非、綺麗な海で素敵な思い出を。 

 

 

母島を断念、翌朝便で父島へ

娘と2人旅。小笠原母島である。

 

台風が接近してきており、母島から出られない恐れが出てきた。

急遽時間を早めて午前中に船が出るという村内放送が流れた。

 

天気は今のところいいし、明日母島登山もしたい。

父島にも山はあるが、母島の山には本土では見られないような植生や旧日本軍の基地など見どころがたくさんあり一度登ってみたかった。

 

しかし、この便を最後にこの後はどうなるか、台風の状況、海況次第だと言われる。

晴れていても海況が悪ければ、船は出ないこともありなんとも言えないという。

 

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まだ、予約した父島ー東京間のおが丸の出発まで日数があったが、その日までに父島に戻れる保証はないのである。

散々考えたが、翌朝の便で泣く泣く母島を出る決断をした。

誘ってくれた親子グループにも電話を入れておいた。夏休み、毎年来ているそうで心得ていた。

「仕方ないよね、また会いましょう!」

 

翌朝、早めに引き上げるというのに船着場まで送ってもらい、宿の方には大変世話になった。よくあること、と快く見送ってくれたのである。

船着場に着くと、まばらに乗客たちが大きな荷物を持って、乗船時刻を待っていた。おが丸でなのか、はは丸でなのか、島の中でなのかわからないが見たことある顔ぶれが目立つ。これも小笠原の旅ならでは、である。

 

ふと目をやると、小笠原ガチャが待合室に置かれている。

竹芝桟橋、おが丸船内、父島内など限られた場所にしかない小笠原ガチャ。小笠原の動物たちのフィギュアだ。

 

結構集まってきたが、なかなかシークレットのユウゼンが出てこない。ネットで買ったり交換したりすれば集まるとは思うのだが、やめられないのである。カブリが出ると毎回近くにいる子供達にあげてしまう。1個400円だから、だいぶ散財させられていると思うのである。でもあのワクワクがやめられないのである。

ガチャって夢があるよなといつも思うので、つい子供を甘やかしてしまうのだ。

 

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さて、乗船時間まであと少し と思っていると、知り合いのおじいちゃんが見送りに来てくれた。実は昨日北港から帰った後、少し挨拶に行って話をしたのである。

もう少し長くいればいいのに、などと話をしていたら外へ促され、ベンチに腰掛けた。

おじいちゃんはおもむろに万能ナイフを取り出し、パパイヤをむき出した。

完熟である。

おそらく小笠原で作れるんだろうと思うのだが、見事である。

本土では値段も高いし、あまり手に入らないので食べる機会は少なかったのである。

中にこんな黒い種が大量に入っているのも知らなかった。

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おじいちゃんに勧められ、一口食べてみる。甘い、ぬるい。ヌメッとしている。

娘にも切ってくれたが、娘は一口でダメだったようで

「ママ、食べて。」と残りをよこしてくる。

おじいちゃんは

「この子はもう一生パパイヤを食べられないよ。」というのである。

パパイヤが好きかどうかは初めて食べたその一口で決まるというのである。

大人になったら味覚も変わるんじゃないの?と思ったが、気分を害してしまうとまずいのでおじいちゃんの持論にふむと頷いてみるのであった。

 

その横でおじいちゃんは、手をベトベトにしながらどんどんパパイヤを切っているのである。

自分で食べる分かな、と思いきやどんどん渡してくる。

好意である。出されたものは全て食べよ。自分の格言だ。ほぼ1個を胃になんとか押し込んだのである。

 

パパイヤを食べているうちに、他の乗客が乗船してしまい、待合室には私達親子だけになってしまった。慌てて荷物をまとめると、おじいちゃんにお礼をいって乗船したのだった。島の人は皆顔見知りのようで桟橋の係の人が

「お孫さんかい?」

とおじいちゃんに声をかけていた。

「いや、嫁じゃよ。」

「!?」

と私が驚いていると、係の人達は爆笑していた。

私たちが渡り終えるとゆっくりと、桟橋がはずされていった。定刻少し過ぎたかな?と思って申し訳なく思ったが、のんびりとした島の人々の時間に癒された。

ここではここの時間が流れているのである。

 

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父島の見送りに比べると規模は小さいけど、あったかいお見送りである。

大きく手を振って、別れた。

 

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 大量のパパイヤでお腹がゆるくなった。船内下痢に悩まされた。

母島、必ずまた行こうと決めた。

 

おじいちゃんレンタルシステムで北港へ

娘と母島へ2人旅。

台風の接近があり、母島もどこのビーチも港も濁ってしまっていたのだ。

島の人達から情報を集めて、北港と言う昔に使われていた港跡ならまだ濁ってないかもしれないということで向かうことに。

 

ただこの北港、はは丸が入港した沖港から車で30分以上かかる場所にあり、またその道は険しい山道なのである。電車もバスもタクシーもない、レンタルバイクでは5歳児途中で寝そうだし、困ったなあと思っていると、

 

「有償運送ならあるよ。」

観光協会で言われ、早速それを頼むことにした。

なにやら電話をかけている。

 

「(有償運送てなんだ、、、?なんかやたら料金票見ると高くないか?)」

と不安になっていると、

 

「手配できましたよ!」

 

観光協会の方に言われ指定された時間、場所で待っていると

 

「こんにちわ。」

 

とおとなしそうなおじいさんが車で来てくれたのである。

 

小笠原ではバス、タクシーに変わるものとして有償運送があるのだ。

どうやら船着場の観光協会で取りまとめをしているようで、依頼があると自家用車をだせる人を何人か登録しているようである。

 

料金もkmごとに取り決めがあるようで、ガソリン代が高い事情を考えると納得の価格である。ちなみに北港までは、大人1人往復4400円であった。

 

さて、この有償運送であるが、要は

ひとんちの車で連れてってもらうシステムである。

もちろん、運転手(おじいちゃん)付きである。

独身時代はよく海外へ行ったのだが、フランスのものすごい田舎、もうスイスとの国境近くでタクシーがなくて、そこらへんの家の家族に車出してもらって、ルコルビジュの作品Longchampという教会に行ったことを思い出した。そこに行くときもこんな感じだったことを思い出した。

遠い日本から来た若者に対するフランス人流おもてなしだったんだろうな。当時20代しかも、日本人は若く見えるから若者というより子供に見えたんだろうと思うのである。あの時は免許取ったばかりという英語がカタコトな若い男の子が車出してくれたっけな、懐かしい思い出である。

 

さて、今回は口数の少ないおじいちゃんである。何者かもよくわからない。私が思う以上に向こうも思っているだろうと思い、怪しまれないようこちらからたくさん話しかけた。

すると口数の少ないおじいちゃんは、次第に色々話をしてくれるようになった。

 

山道を運転しながら、

 

「ここはこの国道で一番標高が高いところだよ。」

 

「ここに登山口があるんだよ、昨日も登ってきたけどね。(え!?おじいさん、あなたが!?)」

 

「ここは、昔小学校があって、この石はその時の門の跡なんだよ。」

 

などと案内をしてくれるようになった。

 

そうこうしているうちに北港に到着。

確かに濁っていないし、波も高くない。泳げるかもしれない!

 ↓北港

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「じゃあ、14時にまた迎えに来るから。」

 

おじいちゃん、帰ろうとするので

「ちょっ、ちょっと待ってください!携帯番号とか聞いていいですか!?何かあると心配ですので!」

 

「ああ、いいけど、ここは電波入らないよ。あそこに電話があるから、何かあったらあそこから電話するんだよ。」

 

「はい。。。。。」

 

なぜこんなに慌てたかというと、台風の接近と到着が朝早かったこともあり、北港の休憩所には誰もいなかったのである。

 

海の中にも海岸にも誰もおらず、5歳の子供を連れた私だけがポツンと置いて行かれたのだ。町まで結構な距離があったこと、途中自販機や商店などは1つも見かけなかったことはわかっていたので急に不安になったのである。

でも子供に伝わるとまずいので、かなり強がって明るく

 

「さっ!お魚見ようか!」

 

と言い、持参したウェットスーツに着替えた。

 とその時、海を指差して子供が

 

「あそこで泳いでる人がいるよ!」

 

と叫んだ。どこ!?どこ!?と言いながら一生懸命、海面に目を凝らすが目の悪い私にはよく見えない。バシャバシャとこちらに向かってくるとようやく私にも確認できた。

 

確かに、休憩所の机の上には荷物と服が置いてあり、先客がいるのかな?とは思っていたが、かなり沖まで出ていたようで、海面に確認できなかったのだ。

 

そして休憩所に上がってきた。おっさんだ、どうやら一人のようである。

 

「ずいぶん沖まで行かれてたのですね。何か見られました?」

 

と聞くと、

 

「エイが休んでいたよ、ホラ写真も撮れたよ!」

 

とエイの写真を見せてくれた。

写真を見せてもらうと娘は大喜び、早く泳ぎに行こうよと急かす。

私はウェットスーツがピチピチで最後の肉入れ作業に汗だくになってしまった。

 

夏だし南国だけど、これを着ておくと体の冷えがだいぶ違うのだ。歳のせいか最近ではすぐ寒くなるのである。長時間遊びたい時はシュノーケルでもスーツ着用している。怪我の予防や魚の攻撃対策にもなっていいと思うのである。

 

他の人がいたとわかりホッとしたので、いざシュノーケリングをしに海へ。

昆布?みたいな海藻がまばらに生えていたが、透明度は高く、海底までよく見えた。そんなに深くはなく、深いところで7mくらいだろうか。ぽつりぽつりとサンゴが生えていてテーブル状になっている。

 

サンゴのまわりに南国特有の色の魚がいたり、海へびがいたり、とシュノーケルを十分に楽しむことができた。エイは残念ながら見られなかった。

 

しばらくすると、子供達が海に入ってきた。

 

「あっ!!船で会った子だ!」

娘が気がついた。

話を聞くと、近くの東港でシュノーケリングをしようとしたが、濁って全く見えなかったとのこと。走ってここまで来たという。

 

子供どうしすっかり打ち解けており、一緒に固まって海面に浮かびながらシュノーケリングを楽しんだ。

お母さんが面白かったな。ユウゼンという魚を見つけたよと知らせると、泳いできて

 

「わあ〜っ綺麗〜!コレっ買うと20万くらいするのよね!!」

 

と教えてくれた。

そうなんだ、、、でも20万すると言われると、気品のある魚に見えてきた、心なしか泳ぎ方もお上品、、、な気がしてきたのだ。おかしなものである。

 

この家族は泳ぎながら釣れる簡易釣りセット(ペットボトルに釣り糸を結んで、餌を中に入れてキャップをしてポイントまで泳ぐ)を持っていてこれは真似したいと思ったのである。

 

実際、魚も釣れていた。

 

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 柄がすごい。ちょっと食べる気にはならないお魚ですが、美味しいのだろうか。

 

そうこうしているうちに14時になってしまい、おじいちゃんが迎えに。

ここで子供達のお母さんから

「明日登山をするのですが、一緒どうですか?」

 

とお誘いを受け、台風の接近で船の出航状況もわからないので、お宿を聞いて夜連絡をすることに。 

 

はは丸が出なくなってしまうと、母島から父島へ帰ることができなくなってしまう。

すると父島と東京を結ぶおが丸も予定の便に乗れるかわからなくなってしまう。悩むところである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ウミガメの放流

娘と2人旅。小笠原母島。

今夜は海ガメ放流と星空鑑賞会があるという。

 

さっそく開催会場のダイビングショップに行ってみる。

 

↓ものすごい数の子ガメ。

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今日生まれたばかりだということだ。小さくて可愛い!

 

 

 

 

↓1人1匹割り当てられる。

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ショップのお姉さんがカメの説明をしてくれる。

さっきまで、カメを触って大騒ぎしていた子供達は卵の標本を見せられて、キチンと座って真剣に聞いている。

放流の手順を聞いて、いざ海岸へ。

 

ここからは真っ暗で、光に寄っていってしまう習性があるので携帯やカメラ撮影は禁止。

 

写真がなくて残念。

 

ショップのお姉さんたちがライトを持って海に入り、観光局が海岸から一気にカメを離す。

ちなみに娘のつけたカメの名前は、

 

カメ。

 

私は梅子と名付けて放流。

 

2匹はすぐに海に入っていった。カメにとっては生まれてすぐの海。泳ぐたびに必死に息継ぎしに頭を海面からちょこちょこ出す仕草が本当に可愛かったのである。

 

隣に並んでいた観光客の一人の亀太郎と名付けた子ガメが迷走して、結局戻ってきてしまった。最終的には海に入って行ったので、一安心である。

 

大きくなって、またどこかで会えるといいね。

 

 

 

 

 

 

 

不自然な貝

娘と2人旅。

東京港を出て28時間、ようやく母島に到着。

長かった。

 

↓今回お世話になった民宿

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地元の食材を使ったお料理がとても美味しい。

屋上ベランダから見える星空がとてもきれいで気持ちがいいのだ。

お風呂も広くて使いやすかった。子連れで布団だけありにしたのに嫌な顔一つされず、むしろ良くしてくれてとても気持ち良く過ごす事が出来たのである。

子猫が裏で飼われていて、娘はこの猫ちゃんに夢中であった。

 

 

さて少し散策を、と考えて宿周りをウロウロしていると、

↓ヤドカリがいた。

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小笠原諸島には天然記念物のムラサキオオヤドカリがいる。

 

娘曰く、

 

「不自然なところに貝があったら、ヤドカリか灰皿なんだよ。」

 

「!?」

 

 

ヤドカリは普段海岸付近にいる物だが、道路や林の中など結構水辺から離れたところにもいる事があるのである。

それを娘は見つけてくるのだが、その見つける基準が”不自然さ”にあるようだ。

 

小笠原は各ビーチ本当にきれいに手入れがされていて、屋根のある休憩所に椅子とテーブルが置いてあるところも多い。そこにシャコガイが置いてあって

 

娘「ヤドカリか!?」

 

と覗き込んだら灰皿だった事があるようで、

 

不自然な貝=ヤドカリか灰皿

 

とインプットされたようである。

子供というのは面白いものだ。